EXHIBITIONS

オガワユウキ「いいモノといい旅。」

オガワユウキ Early morning shrine 2017

オガワユウキ Life with flowers 2017

オガワユウキ One snowy day 2016

オガワユウキ Hakata-ori 2018

 写真家・オガワユウキの新作作品を発表する「いいモノといい旅。」展が銀座 蔦屋書店で開催。写真作品をはじめ、オガワが旅路のなかで出逢った伝統⼯芸品、またファッションブランド「NoirFr」との初のコラボレーション作品などを展⽰・販売する。

 オガワは1986年静岡県⽣まれ。幼少期から描絵に関⼼を持ち、10代よりグラフィックデザインと写真を学び始める。2009年にフリーランスの写真家として独⽴。都内を中⼼に雑誌や広告等様々な仕事を経て、15年に⾃分の本当の「好き」を発信する「Travel Force」の活動をスタートさせた。ジャンルを問わず国内外を旅するなかで出逢った伝統⼯芸品やファッションブランドの撮影等を通じ、いま知るべき古き良き⽇本の⼼や、残すべき未来のカタチを、写真を中⼼に多様⽅法で発信を続けている。

「Travel Force」の活動のメインテーマは「美しきものを求め旅は続く」。オガワは、「今までに撮影してきた⾵景写真、伝統⼯芸品、ファッションなどはすべてが違うようで同じであり、⼼惹かれるのには理由は必要ない。カテゴライズされた今の世の中から乖離した、独⾃の世界観を表現し続けていきたい」としている。

 今回の展⽰では、⽇本に焦点を当て、「今だからこそ振り返る旅」をキーワードに、オガワが全国を旅するなかで出逢った⼼惹かれた景⾊の写真作品をはじめ、伝統⼯芸品やファッションを織り交ぜながら「美しきもの」を多様なかたちで表現する。

 本展示で初公開となる新作11点の写真作品のほか、オガワは新たな試みとして、本展のためにファッションブランド「NoirFr」とのコラボレーション作品「landscarf」を制作。これらプロダクトは、銀座 蔦屋書店限定の展⽰・販売となる。

 さらに、オガワが旅のなかで⾒つけた、全国各地の4名の職⼈が⼿がけるプロダクトを特別に販売。南⽊曽のろくろ細⼯で仕上げられたスピーカーや、博多織でつくられたコサージュ、織鶴根付けなどが⼀堂に会する。

 オガワならではの、ただの写真展ではない、見る⼈の未来の旅を彩り豊かに創造する新しい世界をこの機会に楽しんでほしい。