EXHIBITIONS

大竹彩子&大竹笙子

大竹か?姉妹今仕掛けた!OH!

art space “traffic”
2021.12.16 - 2022.02.14

POWER RINGS ©︎ SAIKO OTAKE

Ladies Choice ©︎ SHOKO OTAKE

左から、大竹彩子、大竹笙子 Photo by Yusaku Aoki

FLIES&BULLDOGS ©︎ SAIKO OTAKE

MARTIANS ©︎ SAIKO OTAKE

Bubbled Sungas ©︎ SHOKO OTAKE

The Pineapple Twist ©︎ SHOKO OTAKE

 大竹彩子と大竹笙子による2人展「大竹か?姉妹今仕掛けた!OH!」が東京・自由が丘で開催される。本展では、姉妹が一丸となって、コロナ禍の憂鬱を吹き飛ばすような壁一面のコラージュインスタレーションを制作し、あわせて新作展示を行う。会期は12月16日~2022年2月14日。

 大竹彩子は1988年生まれ。2016年ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ卒業。複眼的なパースペクティブから成る独自の作品世界を、ドローイング、ペインティング、写真、コラージュなど、様々な技法で表現している。今年は心斎橋PARCOにて大規模な個展開催するなど注目を浴びている。

 大竹笙子は1993年生まれ。2017年ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ・テキスタイル学科卒業。日常の会話や目にした情景を、版画やドローイングなど様々な技法を用いて具現化する。本の挿画やファッションのテキスタイルにも作品を提供しており、作品集に『DUMBBELL KUMBBELL Ⅰ, Ⅱ』がある。

 2人は本展に寄せて、次のステイトメントを出している。

「小さい頃はお揃いの服もいつも一緒も嫌でした。(私は嬉しかったですが)
大人になった今でも小さなことで喧嘩をしては親に止められます。(口で勝てそうにない時は肩パン先取)
年下のくせに背が高く見下ろしてきます。(腹が立ったらとりあえずつま先たちをして徹底的に見下ろします)
二人とも緊張すると何を言っているのかわからなくなります。(姉はもごもご、私はかみかみ。緊張してなくても基本常に)
絵も音楽も服も本も好きなものはほぼほぼ同じな気がします。(最高です)
タイトルも喧嘩しないように、左右から仲良く分け合いました。(仲良く決められました)

おそらくずっとこの先もこんな感じでしょう。
同じものに五感で反応しても、似てるようで似ていない。
作ることは楽しいことだと共有できる存在がいるのは嬉しいことです。
(空間を2人の作品で埋めた時、自分たちのように喧嘩をするのか仲良く相互作用するのか、興味がありました。
たまたま姉妹として生まれ、二人共が作ることに喜びを感じ、このように展示ができることが不思議であり、当然であり、喜びでもあります)

2022年みなさまの日々が健やかなものとなりますように。(彩子と笙子)」。