EXHIBITIONS
演芸資料展「講談展 ―国立劇場所蔵資料にみる」
国立演芸場 演芸資料展示室は、「講談展 ―国立劇場所蔵資料にみる」を開催中。国立劇場が収集した幕末〜現代までの貴重な資料を中心に、講談の流れを紹介する。本展監修は、今岡謙太郎(武蔵野美術大学教授)。
落語や漫才と並び、寄席芸のなかで大きな位置を占める講談。『徒然草』『平家物語』などの書物を読んでわかりやすく聞かせる「講釈」を源流とし、江戸後期~明治期に娯楽色を強めると、明治以降は「講釈」から「講談」という呼び方が一般的となった。
国立劇場では、幕末〜明治の錦絵や番付、明治・大正の速記本や講談雑誌、戦前のSPレコード、台本類をはじめとした四代目小金井芦洲(1888〜1949)、五代目宝井馬琴((1903〜1985)ら往年の講釈師の旧蔵資料、最後の講談定席として昭和の講談界を支えた本牧亭(ほんもくてい、東京・上野)ゆかりの講釈師関連の資料など、数多くの講談関係資料を所蔵している。それらのなかには、講談師やその親族をはじめ篤志家から寄贈を受けた、多くの貴重な品々が含まれている。
本展では、演芸研究者の今岡謙太郎を監修に招き、所蔵資料を通して講談の流れと広がりを、時代を追って紹介する。いま改めて注目される「講談」とその魅力を知るきっかけとしてほしい。
落語や漫才と並び、寄席芸のなかで大きな位置を占める講談。『徒然草』『平家物語』などの書物を読んでわかりやすく聞かせる「講釈」を源流とし、江戸後期~明治期に娯楽色を強めると、明治以降は「講釈」から「講談」という呼び方が一般的となった。
国立劇場では、幕末〜明治の錦絵や番付、明治・大正の速記本や講談雑誌、戦前のSPレコード、台本類をはじめとした四代目小金井芦洲(1888〜1949)、五代目宝井馬琴((1903〜1985)ら往年の講釈師の旧蔵資料、最後の講談定席として昭和の講談界を支えた本牧亭(ほんもくてい、東京・上野)ゆかりの講釈師関連の資料など、数多くの講談関係資料を所蔵している。それらのなかには、講談師やその親族をはじめ篤志家から寄贈を受けた、多くの貴重な品々が含まれている。
本展では、演芸研究者の今岡謙太郎を監修に招き、所蔵資料を通して講談の流れと広がりを、時代を追って紹介する。いま改めて注目される「講談」とその魅力を知るきっかけとしてほしい。



