EXHIBITIONS

生誕220年 広重展

─雨、雪、夜 風景版画の魅力をひもとく─

2017.10.07 - 11.26

保永堂版東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪

保永堂版東海道五拾三次之内 蒲原 夜之雪

保永堂版東海道五拾三次之内 御油 旅人留女

 「東海道五拾三次」など、情景の中に登場人物の感情や気持ちが込められた、懐かしく温かみのある風景版画作品で人々に親しまれる歌川広重。

 名所や名物を写した風景版画で知られる広重だが、雨や雪、夜などがサブテーマとなっている作品も印象的だ。「雨の画家」ともいわれる広重は、ほかにも月や夜、霧などがキーワードの作品も描いた。

 本展では、雪の蒲原や雨の庄野でおなじみの保永堂版東海道五拾三次之内(全揃)をはじめ、江戸名所絵、全国各地の名所絵などの主要な風景版画作品約150点を展示。昔も今も人々に愛され続ける広重の風景版画の魅力を探る。