EXHIBITIONS

鵜飼美紀「The World in Between」

2021.12.02 - 12.19

鵜飼美紀「The World in Between」より

 アーティスト・鵜飼美紀の個展「The World in Between」が開催されている。2015年のグループ展以来、gallery 21yo-jでは約6年ぶりの発表となる。

 鵜飼は1968年東京都生まれ。現在、神奈川県在住。1992年東京藝術大学美術学部油画専攻卒業、94年同大学大学院美術研究科修士課程修了。ラテックスを主素材としたインスタレーションや、ガラスの器に水を張った作品、輪ゴムなどに用いられるアメゴムを使った、シンプルな構成の作品を制作してきた。近年の主な個展に「鵜飼美紀 restless・restful」(静岡県立美術館、2000)、「temperature ―水の記憶―」(ギャラリーヨコ、神奈川、2010)、「ものあい」(遊工房アートスペース、東京、2018)などがある。

 本展では、gallery 21yo-jの空間特有の天窓からの光を取り組んだ大作を公開。ラテックスを素材にギャラリーで制作された作品は、天窓からの自然光によって、昼から夕方に向かいゆっくりと空間に変化が生じる。そして、作品自体も会期中ゆっくりと変化が起きていくそうだ。