EXHIBITIONS
倉敷安耶 個展 「そこに詩はない。それは詩ではない。」
myheirloomがプレオープン期間を終え、アーツ千代田 3331内に正式に開廊。こけら落としとして、倉敷安耶の初個展「そこに詩はない。それは詩ではない。」を開催する。
1993年⽣まれの倉敷は、一貫して自身の肉体と他者との関係について考察するアーティスト。2020年に東京藝術大学 大学院修士課程 美術研究科絵画専攻油画第1研究室(小林正人研究室)を修了。生と死、エロスとタナトスの自己解釈をひとつの宗教として昇華させ、その死生観と涅槃(ニルヴァーナ)を表現すべく制作活動を行っている。
「生きているあいだには自分と他人は別個の存在であり、交わることは決してない。では死後の世界ではどうだろうか」。倉敷はその生涯知ることのできない問いかけを、作品制作を通じて未来に残すべく、「私のための宗教」をつくることを根底にある大きなテーマとして掲げている。
西洋の宗教画を見たとき、その多くに示されるキリストの教えやあり方について読み解くことができるように、倉敷の作品のなかにも、バタイユの「エロティシズム」の考え方やランボーの詩の一節に影響を受けた独自の解釈が見て取れる。
本展では身近な愛する存在(2匹の愛犬)の死を受けて感じた他者との関わり、そしてその存在を作品として未来に残すべく新たな表現に挑む。空間をひとつの墓標とし、自身と愛する存在がひとつになる「古墳」をつくることを意識した今回は、倉敷が奈良県のキトラ古墳を訪れた際に見た壁画や天文図からインスパイアされた新作と、本展に関連する「grave(墓標)」シリーズを展示し、自身の信じる宗教的世界観を打ち立てる。
1993年⽣まれの倉敷は、一貫して自身の肉体と他者との関係について考察するアーティスト。2020年に東京藝術大学 大学院修士課程 美術研究科絵画専攻油画第1研究室(小林正人研究室)を修了。生と死、エロスとタナトスの自己解釈をひとつの宗教として昇華させ、その死生観と涅槃(ニルヴァーナ)を表現すべく制作活動を行っている。
「生きているあいだには自分と他人は別個の存在であり、交わることは決してない。では死後の世界ではどうだろうか」。倉敷はその生涯知ることのできない問いかけを、作品制作を通じて未来に残すべく、「私のための宗教」をつくることを根底にある大きなテーマとして掲げている。
西洋の宗教画を見たとき、その多くに示されるキリストの教えやあり方について読み解くことができるように、倉敷の作品のなかにも、バタイユの「エロティシズム」の考え方やランボーの詩の一節に影響を受けた独自の解釈が見て取れる。
本展では身近な愛する存在(2匹の愛犬)の死を受けて感じた他者との関わり、そしてその存在を作品として未来に残すべく新たな表現に挑む。空間をひとつの墓標とし、自身と愛する存在がひとつになる「古墳」をつくることを意識した今回は、倉敷が奈良県のキトラ古墳を訪れた際に見た壁画や天文図からインスパイアされた新作と、本展に関連する「grave(墓標)」シリーズを展示し、自身の信じる宗教的世界観を打ち立てる。