EXHIBITIONS

Group Show

2021.11.18 - 12.25

Installation view at Akio Nagasawa Gallery Aoyama

Installation view at Akio Nagasawa Gallery Aoyama

Installation view at Akio Nagasawa Gallery Aoyama

Installation view at Akio Nagasawa Gallery Aoyama

Installation view at Akio Nagasawa Gallery Aoyama

Installation view at Akio Nagasawa Gallery Aoyama

 Akio Nagasawa Gallery Aoyamaは、8名のアーティストによるグループ展を開催。本展ではAKIO NAGASAWA GALLERYのコレクションより、アリックス・マリー、アントニー・ケアンズ、ダニエル・ブラーフックス、JH・エグルストーム、リン・チーペン(林志鹏)aka No.223、徐震®、小村希史、毛利悠子の作品を一堂に紹介する。

 アリックス・マリーは1989年⽣まれのフランス⼈アーティスト。現在はロンドンを拠点に活動。⾝体性をテーマに、写真や彫刻といったメディアを通じて、その物体化や断⽚化、それらの拡⼤や蓄積のプロセスをインスタレーションの形式で発表し、⾝体とその概念の関係を探求している。

 アントニー・ケアンズは1980年ロンドン⽣まれ。2002年にロンドンカレッジ・オブ・プリンティングを卒業。ロンドンや東京、ロサンゼルスのような都市の建物から投影される光を使い、夜間に写真を撮影し作品を制作している。現在はロンドンを拠点に活動。ヨーロッパやアメリカ、⽇本など世界各地で作品を発表してきた。

 ダニエル・ブラーフックスはポルトガル・リスボン⽣まれ。写真やヴィデオ作品を中⼼に、書籍、インスタレーションなどを通じて作品を発表。パブリックなものとプライベートなもののあいだにある関係性を、制作における⻑年のテーマとしている。

 JH・エグルストームは1969年スウェーデン⽣まれ。パリにてマリオ・テスティーノのアシスタントやドキュメンタリー・フォトグラファー、アンダーズ・ピーターソンのもとで働く。1997年に初の写真集『Shelter』を発表後、ニューヨークに移り友人やフォトグラファーたちのドキュメンタリー・フィルムの制作を開始。その⼟地ごとのポートレイト中⼼のイメージで描き出す作品で多く知られている。

 リン・チーペン(林志鹏)aka No.223は1979年中国広東省⽣まれ、北京在住。中国において写真を通じて若者の⽂化を世のなかに発表した最初のひとり。インディペンデントでの出版を⼿がけるなど、中国の若者たちへ多⼤な影響を与える。「No.223」はウォン・カーウァイ監督作品の映画『恋する惑星』の登場⼈物「警官223号」から採⽤した通称で、メディア規制の厳しい中国で本名での活動を避けるために使⽤している。

「徐震®︎」は、2013年にアーティスト・徐震(シュー・ジェン)が設⽴した「MadeIn Company」のブランド。アート作品の制作と新しい⽂化の発展に焦点を当てたブランドであり、消費者は作品のコレクションや展覧会の鑑賞を通じて、質の⾼い⽣活や精神の追求を楽しむことができるというコンセプトをもつ。

 ⼩村希史は1977年⽣まれ。東京を拠点に精⼒的に活動を⾏う。「Subtract(取り去る、差し引く)」の手法を用いて、積み上げられた油絵具を荒々しく、あるいは精密に削りとって描く。絵画そのものを物質としてとらえ、描く行為という身体性も作品を構成する一要素として表現している。

 ⽑利悠⼦は1980年⽣まれ。コンポジション(構築)へのアプローチではなく、環境などの諸条件によって変化してゆく「事象」にフォーカスするインスタレーションやスカルプチャーを制作している。主な個展に、英国カムデン・アーツ・センターでの「Voluta」(2018)や⼗和⽥市現代美術館での「⽑利悠⼦:ただし抵抗はあるものとする」(2018〜19)など。国内外の展覧会に多数参加している。