EXHIBITIONS

Mickey Mouse Now and Future

PARCO MUSEUM TOKYO
2021.11.19 - 12.19

© Disney Artwork by Yoshirotten

 PARCO MUSEUM TOKYO(渋谷PARCO 4階)は、「Mickey Mouse Now and Future」展を、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社の協力のもとで開催する。本展は、ミッキーマウスを愛する世界各地のアーティストたちによる「ファンの集い」をテーマにし、その現在と未来を表したアート・コラボレーション・プロジェクト。キュレーションは渋谷の現代アートギャラリーNANZUKAが手がける。

 ミッキーマウスは、ウォルト・ディズニーが大切にしてきた「革新=INNOVATION」「創造力=CREATIVITY」「想像力=IMAGINATION」「物語性=STORYTELLING」の理念を体現する存在。その名前が広く知れ渡ったのは1928年公開の、ウォルト自身が声優を務めたトーキー映画『蒸気船ウィリー(Steamboat Willie)』だ。

 本展の参加作家のひとり、田名網敬一は、この作品を戦後の幼少期に見た記憶について、次のように語っている。「子どもの頃、目黒駅近くのちっぽけな映画館でウォルト・ディズニーのアニメーション『蒸気船ウィリー』を観た。それまで静止画の漫画しか観たことがなかった私は、軽快に動きまわるミッキーマウスに驚愕し、非常口の薄明かりの下でミッキーの姿をノートに描き写した。帰宅後、線描に沿って着色したミッキーを部屋中に貼り付けると、踊り出したいほどの満足感に酔いしれた」。

 本展には、田名網敬一をはじめ、スペイン出身マラガ在住のハビア・カジェハ、韓国出身でニューヨーク在住のユーン・ヒュップ、イギリス出身ロンドン在住のジェームス・ジャービス、長野県在住の中村哲也、イギリス出身ロサンゼルス在住のオリバー・ペイン、アメリカ出身ロザンゼルス在住のダレン・ロマネリ、東京在住の空山基、Haroshi、Yoshirottenが参加し、それぞれの思い描いたミッキーマウス作品を出展する。

 また本展に合わせて、渋谷PARCOの敷地内にはハビア・カジェハと空山基がそれぞれ制作したミッキーマウスの大型立体作品が、パブリック・アートとして特別展示される。