EXHIBITIONS

Survival Nature

左は、西咲知美《Lip Gloss》(2020) Photo by Hiroshi Noguchi
右は、レアンドロ・エルリッヒ《Batiment II》(2004) © Leandro Erlich

大岩オスカール Light Tree 2015

クリスト 梱包されたアレクサンドル3世橋 1991

石田恵嗣 Scene Snake 2021

 銀座 蔦屋書店のイベントスペースGINZA ATRIUMで企画展「Survival Nature」が開催。注⽬の若⼿作家から著名作家まで、多種多様な国籍・年代のアーティスト14名の作品を展示する。

 本展のキーワードは「⽣命と⾃然」。アートを通じて改めて⾃然を⾒つめ直し、⽣命⼯学の発達やパンデミックを経験した今⽇という時代と向き合いながら、今後、⼈間がどのようにして⽣き延びていけるのかを問いかける。

 出展作家は、⼤岩オスカール、クリスト、レアンドロ・エルリッヒ、⻄咲知美、康夏奈、春原直⼈、⽯⽥恵嗣、アデル・アブデスメッド、⾦⽒徹平、鴻崎正武、⾓⽂平、原⽥郁、藤堂、エコ・ヌグロホ。

 春原直⼈や康夏奈といった⾃然のなかの体験をもとに制作を続ける画家、コンピュータ上に仮想の森などをつくり出し、それを絵画化する原⽥郁、ポップな樹⽊のレリーフをつくる⾓⽂平、特徴的な⽯にガラスを挟む藤堂、未来予想図と花⿃画をミックスさせる鴻崎正武。さらに、⼈間の「nature(本質)」を垣間⾒る、物語性の強い⽯⽥恵嗣のペインティング、美容と医療の境界の問題を作品化する⻄咲知美の作品を展⽰する。

 また、パリ凱旋⾨の梱包プロジェクトが記憶に新しいクリストのほか、レアンドロ・エルリッヒ、エコ・ヌグロホ、⾦⽒徹平、⼤岩オスカール、アデル・アブデスメッドら⼤⾃然を舞台にした瀬⼾内国際芸術祭や奥能登国際芸術祭の参加作家も紹介し、地⽅から発信する芸術祭と連動した作品を銀座で鑑賞できる。

 なお作品は、銀座 蔦屋書店店頭およびアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売される。