EXHIBITIONS

山本 基 個展「迷宮 -WHITE DIARY-」

2021.11.12 - 12.12

山本基 迷宮 2021

山本基 迷宮 2021

 eN artsでは、山本基の個展「迷宮-WHITE DIARY-」を開催する。会期は11月12日〜12月12日。

 山本は1966年広島県尾道市生まれ。95年金沢美術工芸大学卒業。現在、金沢市在住。浄化や清めを喚起させる「塩」を用いたインスタレーション作品で知られている。床に巨大な模様を描く作品は長い時間をかけ、ひとりで描き上げ、そして展覧会最終日には作品を鑑賞者とともに壊し、その塩を海に還すプロジェクトを続けている。

「迷宮」と題した迷路のような文様について、「大切な人との思い出に、今ここに生きる自分がつながっていて欲しいと願いながら、塩や絵具等を用いて描いてきました」と語る山本。また、「一見迷路のように見える文様は、迷わせることを目的として描いているのではなく、迷宮のように一本で思い出につながっていてほしいとの願いを込めながら描く痕跡」であるとしながら、迷宮は自身にとって希望のタイトルだとしている。

 本展では、2010年4月に桜の時期に開催した「たゆたう庭」以来11年の時を経て、紅葉の時期に山本の最新作とインスターレーションを発表する。