EXHIBITIONS
横井七菜「Crumble」
アーティスト・横井七菜の個展「Crumble」が開催される。作家にとってHAGIWARA PROJECTSでの初個展では、新作のドローイング作品を中心に十数点を展示する。
横井は1983年愛知県生まれ。2006年に多摩美術大学絵画学科を卒業後、主にドローイングをもとにした作品を発表してきた。横井の作品には、少年や少女、また虫や鳥、ろうそく、炎などが丁寧に細やかな線で描かれ、そして寓話のワンシーンのようにもとらえられる描写は、見る人に様々な解釈を促す。
展覧会タイトルの「Crumble」とは、菓子などの上にのっている細かいぽろぽろとした粒状の生地のことを指す。「名前が付いていても決まったかたちを持っていないことや、崩れる手前でなんとなくかたちを保っている存在に親しみを覚える」と作家は言う。横井は作品を通して、日常の些細な出来事や心の動きといった小さく不確かなものの美しさを、物語性と瑞々しさ、そして緊張感を併せ持った画面で表現し、確かな存在へと変換させる。
横井は1983年愛知県生まれ。2006年に多摩美術大学絵画学科を卒業後、主にドローイングをもとにした作品を発表してきた。横井の作品には、少年や少女、また虫や鳥、ろうそく、炎などが丁寧に細やかな線で描かれ、そして寓話のワンシーンのようにもとらえられる描写は、見る人に様々な解釈を促す。
展覧会タイトルの「Crumble」とは、菓子などの上にのっている細かいぽろぽろとした粒状の生地のことを指す。「名前が付いていても決まったかたちを持っていないことや、崩れる手前でなんとなくかたちを保っている存在に親しみを覚える」と作家は言う。横井は作品を通して、日常の些細な出来事や心の動きといった小さく不確かなものの美しさを、物語性と瑞々しさ、そして緊張感を併せ持った画面で表現し、確かな存在へと変換させる。

