EXHIBITIONS
西山美なコ
wall works
これまで様々な場所で西山美なコが行ってきた壁画制作を、Yoshimi Artsのギャラリーで展示する。
1990年代後半に砂糖を用いた彫刻を作りはじめ、《Sugar Crown》(1999)を完成させる頃に相前後して壁画制作にも取り組み始めた西山。壁画では、これまで書き割り風作品でしばしば登場してきたバラやロココ模様といったものが抽象化され、装飾のサンプリングのようなものにはじまり、しだいに筆一本で描くようなドローイングへとシンプル化されていく。
本展では、ギャラリーやアトリエで描いたものを白いペンキで上塗りし、消していく作業の過程で、塗り重ねられた白の下からほのかに訴えかけてくるピンク色に着目。淡ければ淡いほど惹き付けられるような力を持っているという経験から出来てきたという、かぎりなく「無」に近い壁画を公開する。その知覚ぎりぎりの色彩は、見る者の位置さえ幻惑するような向こう側への錯覚をひき起こすような仕上がりとなっている。
1990年代後半に砂糖を用いた彫刻を作りはじめ、《Sugar Crown》(1999)を完成させる頃に相前後して壁画制作にも取り組み始めた西山。壁画では、これまで書き割り風作品でしばしば登場してきたバラやロココ模様といったものが抽象化され、装飾のサンプリングのようなものにはじまり、しだいに筆一本で描くようなドローイングへとシンプル化されていく。
本展では、ギャラリーやアトリエで描いたものを白いペンキで上塗りし、消していく作業の過程で、塗り重ねられた白の下からほのかに訴えかけてくるピンク色に着目。淡ければ淡いほど惹き付けられるような力を持っているという経験から出来てきたという、かぎりなく「無」に近い壁画を公開する。その知覚ぎりぎりの色彩は、見る者の位置さえ幻惑するような向こう側への錯覚をひき起こすような仕上がりとなっている。




