EXHIBITIONS

下家杏樹 新作展⽰「MUTATION」

下家杏樹 SMILEY DOG 2021

下家杏樹 Bubble dogs 2021

下家杏樹 SMILEY DEER 2021

下家杏樹 loading girl知恵ちゃん 2021

 レトロポップな作⾵で注⽬される若⼿作家・下家杏樹の新作個展「MUTATION」が、銀座 蔦屋書店で開催される。

 下家は1996年愛知県⽣まれ。2020年名古屋芸術⼤学⼤学院 美術研究科修了。⼿塚治⾍や杉浦茂、藤⼦不⼆雄、吾妻ひでおなどから影響を受け、レトロポップなマンガを思わせる画⾵の作品を制作している。昨今のアートシーンでは、マンガ・アニメをモチーフとした作品が注⽬されており、下家も東京アートフェア2021での作品完売や、ヨーロッパのギャラリーからオファーされる。

 下家は制作において、⽇本美術の特徴のひとつである筆による線の表現を⼤切にしてきた。柔らかな線で描かれた⼈間や動物、植物すべてに命を与えるような⼤らかな世界観を感じさせ、鑑賞者を独創的なユートピア世界に誘い込む。作品は下家が⽇常⽣活で出会った様々な物事や感情のメタファーであり、脳内にあるワンダーランドを表現するユートピアのようにも⾒えるいっぽう、ディストピア的な様相もある。

 家に籠る⽣活のなかで、改めて動物や植物の重要さに気がつくようになったと言う下家。本展では、様々な動物をテーマとした作品を展⽰することで、⼈間個々⼈の多様性に満ちた私たちのいる世界を表現する。

 なお作品は、銀座 蔦屋書店店頭・オンラインストア、またOIL by 美術手帖にて販売される。