EXHIBITIONS
天牛美矢子「PROPAGAREの悪魔」
COHJU contemporary artは、天牛美矢子(てんぎゅう・みやこ)の個展「propagareの悪魔」を開催する。10月30日まで。
天牛は1989年大阪府生まれ、2015年に京都市立芸術大学大学院を修了し、現在は大阪を拠点に活動。実家の古書店で勤務しながら作品制作を続ける傍ら、近年ではZINEの編集・発行にも取り組んでいる。また18年に開催されたグループ展「呪と祝」(KUNST ARZT、京都)ではキュレーターを務めるなど、多方面にその活躍の幅を広げている。
古書店を営む両親のもとに生まれ、幼い頃から書籍に囲まれて育った天牛は、そのなかで慣れ親しんだ古書の持つ魔力を自らの制作活動に応用する作品を発表してきた。歴史や神話から着想を得て再構成や脚色などを施し、自身の新たな物語を紡いで、新しくもどこか懐かしい挿絵のようなイメージを描き起こす。キャンバスではなく、布や革といった日常生活にあふれた素材を用いて作品にすることで、作品に宿る物語と鑑賞者の距離感をなくしていきたいと天牛は言う。
2年ぶりの個展となる本展では、インスタレーション作品を含む新作を中心に展示。人類が歴史のなかでつねに向き合ってきた「プロパガンダ」と「悪魔」のそれぞれの概念を、2021年現在私たちが置かれている状況と照らし合わせながら天牛自身の手で再解釈し、アップデートを図る試みとなる。
天牛は1989年大阪府生まれ、2015年に京都市立芸術大学大学院を修了し、現在は大阪を拠点に活動。実家の古書店で勤務しながら作品制作を続ける傍ら、近年ではZINEの編集・発行にも取り組んでいる。また18年に開催されたグループ展「呪と祝」(KUNST ARZT、京都)ではキュレーターを務めるなど、多方面にその活躍の幅を広げている。
古書店を営む両親のもとに生まれ、幼い頃から書籍に囲まれて育った天牛は、そのなかで慣れ親しんだ古書の持つ魔力を自らの制作活動に応用する作品を発表してきた。歴史や神話から着想を得て再構成や脚色などを施し、自身の新たな物語を紡いで、新しくもどこか懐かしい挿絵のようなイメージを描き起こす。キャンバスではなく、布や革といった日常生活にあふれた素材を用いて作品にすることで、作品に宿る物語と鑑賞者の距離感をなくしていきたいと天牛は言う。
2年ぶりの個展となる本展では、インスタレーション作品を含む新作を中心に展示。人類が歴史のなかでつねに向き合ってきた「プロパガンダ」と「悪魔」のそれぞれの概念を、2021年現在私たちが置かれている状況と照らし合わせながら天牛自身の手で再解釈し、アップデートを図る試みとなる。