EXHIBITIONS

大塚 茂吉展 -平面と立体-

2021.09.27 - 10.16

大塚茂吉 夢みる頃

 ギャラリー上田では、陶芸家・大塚茂吉(おおつか・もきち)の個展「平面と立体」を開催中。会期は10月16日まで。

 大塚は1956年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部日本画科卒業および同大学院修了後、G.バッラルディーニ国立陶芸学校(イタリア) を卒業。イタリアでテラコッタの造形に出会い、これまでイタリア各市、パリ、ニューヨークをはじめ、日本各地で個展を開催してきた。作品はヴィクトリア&アルバート美術館(イギリス)、ファエンツァ国際陶磁美術館(イタリア)、東京国立近代美術館、滋賀県立陶芸の森、高松市美術館、菊池寛実記念智美術館、兵庫陶芸美術館などに収蔵されている。

 本展は、現在は陶芸家として活躍する大塚の、初の絵画を中心とした個展。「いまこの地球は、原点に立ち返って未来を切り拓いていくべき分岐点に立っている」と語る作家が、未来への祈りを込めて、日本画の顔料などを使い描いた絵画とともに、土による立体造形を紹介している。

 なお本展の出品作は、現代美術のECサイト「PJ Arts Tokyo」でも同時に公開中。