EXHIBITIONS

September 2021

2021.09.22 - 10.30

曽谷朝絵 Chords 2019-2021

三沢厚彦 Animal 2021-03 2021

 西村画廊は、取扱作家の最新作によるグループ展「September 2021」を開催する。参加作家は、舟越桂、押江千衣子、小林孝亘、曽谷朝絵、町田久美、三沢厚彦の6名。

 舟越桂は、青く彩色し海に見立てた胴体を一艘の船が行く新作彫刻《青い体を船がゆく》を、押江千衣子は、包まれるような光と葉を落とした木々の調和が叙情的な新作ペインティング《桃源郷》を出品。小林孝亘は、家の窓から漏れる灯りと夜の暗さが暖かく響き合う《Home》のほか、数点の新作ペインティングを発表する。

 曽谷朝絵は、最新の連作「Chords」を公開。これらの作品は、2019年の展覧会「予兆の輪郭」(トーキョーアーツアンドスペース本郷)で展示したペインティングに加筆したもので、曽谷の持つ「色が音を発する」という共感覚を視覚化している。個々の絵画は、時間に連れて移ろう光の投影や反射が描かれていると同時に「色の和音」を示しており、それらを様々なかたちで組合わせて展示することでひとつの曲を空間に立ち上げる、という意図のもとに制作された。

 町田久美は、新たな展開を見せる新作ペインティングを数点出品。三沢厚彦は、「ANIMALS」シリーズの最新作として、ライオンと鳥のキメラの新作彫刻を展示する。