EXHIBITIONS
近藤正勝「Element」
THE CLUBでは、ロンドンを拠点に活動するアーティスト・近藤正勝の個展「Element」を開催する。
近藤は1962年愛知県生まれ。1993年にロンドン大学スレードスクールオブファインアート卒業。デイヴィッドリズリーギャラリーでの「植物学」展の個展をはじめ、グループ展ではヴィクトリアミロギャラリーでの「絶滅展 アナイアレーション」展や、東京オペラシティアートギャラリーでの「プライム・記憶された色と形」展への参加などの展示歴を持つ。
本展では、近藤の新作を含むキャンバス作品を紹介する。自身の制作や今回の個展について、作家のコメントが寄せられている。
「私の絵画制作は主に自然界をアーティフィシャルに解釈する作業です。宇宙また自然、幾億年の時の記憶に眠るものは、数学を示し、化学を示し、哲学を示し、美術を示します。我々にとっての自然は第一義的な環境であり、思考の基礎を成す絶対的な対象として存在しています。
今回の作品はランドスケープを媒体として、そこに光を投影するように描こうと思いました。光を分子レベルに分解する、例えば川の水面を光(分子)レベルに抽象化されたスペクトルとして描くことができます。それは科学的でありながら同時に抽象的な解釈となります。またそれは私が子供の頃に自然の中で体験した原始的記憶と接続しています。そして日々蓄積されてゆく経験、溢れるインフォメーションなどが言語化されて抽象化され、再び絵画という物質として表出します。
現代社会では、コンピュータの進化/AIやインターネットなどが新たな環境として人の生活を急変させています。それは価値のあるグローバルな文化をも形勢すると同時に、その代償として多くの社会的な問題も抱え込むことになっているのではないでしょうか?だからこそ我々の原点を示す基礎的なエレメントである自然の中に大切なものを探し行きたいと思うのです(近藤正勝)」。
近藤は1962年愛知県生まれ。1993年にロンドン大学スレードスクールオブファインアート卒業。デイヴィッドリズリーギャラリーでの「植物学」展の個展をはじめ、グループ展ではヴィクトリアミロギャラリーでの「絶滅展 アナイアレーション」展や、東京オペラシティアートギャラリーでの「プライム・記憶された色と形」展への参加などの展示歴を持つ。
本展では、近藤の新作を含むキャンバス作品を紹介する。自身の制作や今回の個展について、作家のコメントが寄せられている。
「私の絵画制作は主に自然界をアーティフィシャルに解釈する作業です。宇宙また自然、幾億年の時の記憶に眠るものは、数学を示し、化学を示し、哲学を示し、美術を示します。我々にとっての自然は第一義的な環境であり、思考の基礎を成す絶対的な対象として存在しています。
今回の作品はランドスケープを媒体として、そこに光を投影するように描こうと思いました。光を分子レベルに分解する、例えば川の水面を光(分子)レベルに抽象化されたスペクトルとして描くことができます。それは科学的でありながら同時に抽象的な解釈となります。またそれは私が子供の頃に自然の中で体験した原始的記憶と接続しています。そして日々蓄積されてゆく経験、溢れるインフォメーションなどが言語化されて抽象化され、再び絵画という物質として表出します。
現代社会では、コンピュータの進化/AIやインターネットなどが新たな環境として人の生活を急変させています。それは価値のあるグローバルな文化をも形勢すると同時に、その代償として多くの社会的な問題も抱え込むことになっているのではないでしょうか?だからこそ我々の原点を示す基礎的なエレメントである自然の中に大切なものを探し行きたいと思うのです(近藤正勝)」。



