EXHIBITIONS

みほとけの姿

―如来・菩薩・明王・天・羅漢―

2021.09.04 - 12.19

如来 説法印仏坐像 3世紀頃

菩薩 地蔵菩薩像 鎌倉~南北朝時代

明王 不動明王像 南北朝~室町時代

天 弁才天十五童子像 江戸時代

羅漢 十六羅漢像のうち 第七迦哩迦尊者 室町時代

 半蔵門ミュージアムが特集展示「みほとけの姿―如来・菩薩・明王・天・羅漢―」を開催する。9月4日~12月19日まで。

「ほとけ」には様々な種類があり、主に如来・菩薩・明王・天の4部に大別される。それぞれの内証や誓願が異なるため、表情や印相(いんそう)、服装や持物(じもつ)などが異なり、羅漢や祖師・高僧といった聖者が「ほとけ」に含まれる場合もある。

 本展示では、ガンダーラ彫刻や仏画、経典、図像集など計13点を展示。常設展示の、運慶作と推定される《大日如来坐像》(重要文化財)や《不動明王坐像》、多くの「ほとけ」が描かれた《両界曼荼羅》と合わせて、そこに描かれた如来・菩薩・明王・天および羅漢の、多様な「ほとけ」の姿を紹介する。

 3階シアターで上映される映像作品『曼荼羅 描かれた密教世界』と合わせて鑑賞することで、常設展示されている両界曼荼羅の構造や意味合いへの理解を深めることができる。