EXHIBITIONS

藤原康博 展「記憶の肌ざわり」

藤原康博 あいだの山 2021
© Yasuhiro Fujiwara Courtesy of MORI YU GALLERY

藤原康博 sleepwalking 2021
© Yasuhiro Fujiwara Courtesy of MORI YU GALLERY

藤原康博 逢魔が時/twilight 2019
© Yasuhiro Fujiwara Courtesy of MORI YU GALLERY

 美術家・藤原康博の個展「記憶の肌ざわり」が開催。MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERYでの展示は初めてとなる。

 藤原は1968年三重県生まれ。多摩美術大学を卒業後にロンドンへ渡り、チェルシー・カレッジ・オブ・アーツを修了。近年の展覧会に、「Para-Landscape(パラランドスケープ)風景をめぐる想像力の現在」(三重県立美術館、2019)、「藤原康博個展」(MORI YU GALLERY、京都、2016)、「箱の中」(オリエンタルデザインギャラリー、広島、2013)などがある。

 また2010年と11年に手がけた銀座メゾンエルメスのウインドウディスプレイや、13年のエルメス大丸神戸店オープンを記念した特別ウインドウディスプレイ、そして20年のエルメス香港のウインドウディスプレイのコミッションワークでも知られる。作品はティッセンボルミネッサアートコンテンポラリー(ウィーン)に収蔵されている。

 本展は「記憶の肌ざわり」をテーマに、ペインティングと立体作品を発表。鑑賞者それぞれの「記憶」から導かれる既視感から何が生まれるのかを考察する展示となる。