EXHIBITIONS

やわらかくなってみる

2021.07.31 - 10.24

展覧会ビジュアル デザイン=藤城光 イラスト=コーチはじめ

 はじまりの美術館が「やわらかくなってみる」をテーマとした企画展を開催している。

 私たちの日常が変化しているいま、「少しだけ必要なのは、『やわらかくなってみる』ことではないか」という考えから企画された本展。この展覧会が思考を柔軟にし、ふと息抜きをするためのヒントになり、そのことが日々を生き抜くやわらかな強さにつながればとしている。

 出展作家は、岩崎由美、梅木鉄平、清水ちはる、関口光太郎、曽谷朝絵、トーチカ、中村真由美。7組の作家による絵画、ドローイング、インスタレーション、立体作品、映像作品など、五感を刺激する様々な表現が集う。

 曽谷朝絵は、はじまりの美術館の西側にある大きな窓ガラスでフィルムを用いたインスタレーション「鳴る色」シリーズの新作を発表。また展示室の一番奥では、新聞紙とガムテープを素材に制作する関口光太郎による作品と、作品にあわせたワークショップコーナーを設置するほか、トーチカは代表作である《PiKAPiKA》と《ReBuild》などの映像作品と、アプリを通して体を動かすことができる作品も展示する。
 
 会期中には、「やわらかくなってみる」を体感できる多様な関連イベントを実施。ギャラリートーク、オンライン配信のトークイベント、そして実際にはじまりの美術館で身体を動かすことができるヨガのイベントやアートワークショップを予定している。