EXHIBITIONS

KUROOBIANACONDA 03 SANMAIOROSHI

2021.08.06 - 08.28

キービジュアル

 黒帯アナコンダ(KUROOBIANACONDA)は2019年に結成。ジャンルもテーマも異なる、多様なメンバーの非直線的な組み合わせから生み出される光景をテーマに活動を続けている。

 本展「03 SANMAIOROSHI」は、2019年の「01 KIRIMI」(GINZA6、東京)、その翌年の「02 WAGIRI」(The 5th floor、東京)に続く展覧会第3弾。大阪での発表は、黒帯アナコンダの結成以来初めてとなる。

 今回の参加作家は、友禅染という日本古来の染色技法を再考しながら、伝統工芸の革新と現代美術の刷新をテーマに作品を制作する石井亨、バーナーで燃やし炭化させた木彫や、上下逆さまで自立する果物の彫刻など、彫刻に様々な手法を加えた作品やインスタレーションを発表する大平龍一、自らもB-BOY(ブレイクダンスをする人)であり、木彫による人体と衣服の関係性や、B-BOYと彫刻を端緒に生まれる空間、動き、重力を追求する小畑多丘、「架空の古代遺物」をテーマに、偶像、ツボ、大型ネコ類、植物、パイナップルなどをモチーフにしたセラミック彫刻、ペインティング、ドローイングを手がける小池一馬、作家自身によって「外の世界(アウターワールド)」と解説される、現実と非現実的とが共存しているかのような世界観の作品で知られる佃弘樹、そして、写真や映像、立体、平面、インスタレーションと様々な作品形式を展開し、社会状況に対する考察を通じて作品を制作する山田周平の6名。