EXHIBITIONS

片山真妃

“F3(a<b),P6(c<d),M12(e<f):b=c,d=e” (F3の長辺とP6の短辺の長さは等しく、P6の長辺はM12の短辺と等しい。)

2021.07.25 - 08.22
 片山真妃は1982年東京都生まれ、2006年多摩美術大学油画科卒業。「VOCA展2014」(上野の森美術館)などに出品。モチーフとなる人物の生年月日や命日などから導き出された数字をもとに、過去の天候を調査し独自のカラーチャートに基づいて絵画を制作している。

 XYZ collectiveでの近年の個展「鳥と鼠と20の茶色など」(2018)では、2枚のキャンバスの表層を繰り返し接触させ描く「衝突」のシリーズを、日本における大正・昭和期の配色構成や、ジョセフ・アルバースの配色設計を参照し新たに展開させた抽象絵画を発表した。

 本展は「F3の長辺とP6の短辺の長さは等しく、P6の長辺はM12の短辺と等しい。」と題し、独自の方法で制作した作品を展示する。