EXHIBITIONS

藤原彩人「軸と周囲 -姿としての釣り合い-」

2021.07.15 - 08.01

藤原彩人「軸と周囲 -姿としての釣り合い-」より

 彫刻家・藤原彩人の個展「軸と周囲 -姿としての釣り合い-」がgallery 21yo-jで開催される。

 藤原は1975年栃木県生まれ。2003年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。07〜08年まで文化庁新進芸術家海外研修員としてロンドンに滞在。陶を素材として、人間の内と外、存在と虚無、光と影といった相反する要素を併せ持つ「人体/生体」の像を表現してきた。近年の個展に「像化ー雨の行方ー」(gallery 21yo-j、東京、2019)などがある。

 本展では、大作4点とともに、手びねりによる小品約80点、またドローイングも発表する。

 作家は、「軸と周囲」と題された彫刻が展示構成の中心となること、「gallery21yo-jの吹き抜けた真っ白な空間の中で、これらの彫刻が軸となり、その周囲と関係することで、呼吸するような流体の動きが生まれるのではないかと期待している(本展ステイトメントより)」とコメントを出している。