EXHIBITIONS

山本修路「樹木学 A natural history around trees」

2021.07.16 - 08.09

山本修路 ブナ キャンバスにアクリル塗料、油彩 970×1303mm 2021

山本修路 ミズナラ キャンバスにアクリル塗料、油彩 530×455mm 2021

山本修路 風景を読む 2021

「TŌGE(トウゲ)」プロジェクト 2021

 山本修路の個展「樹木学」がHARUKAITO by islandで開催される。本展キュレーションは高木遊。

 山本は1979年東京都生まれ。2005年に多摩美術大学を卒業し、現在は埼玉と青森を拠点に活動。庭師のバックグラウンドを持ちながら、「大自然と人間の関わり」をテーマに日本各地でフィールドワークを続け、農作から携わる酒造、メープルシロップづくりから林業についての考察など、その活動は多岐にわたる。

 本展は、18年にBLOCK HOUSEで開催した個展「博物学 A natural history」に続くもの。着想源となるピーター・トーマスの著書『樹木学 Trees: Their Natural History』において自然史が網羅的に記述されたのに対し、山本はひとつの樹木の物語(A natural history)をつくり出すという。

 会場には、山本と自然の関わりを垣間見せる、オイルペインティング、木版画、フォトブック、ラジオ番組、インスタレーションを展開。その中心となるオイルペインティングには、長年自然を観察してきた視点で、木々の幹や枝の細部が描き出されている。

 この他、長野県軽井沢での「人・自然・人工物の新たな新陳代謝」をコンセプトとした暮らしの実験場「TŌGE(トウゲ)」での滞在制作の成果、旅先の風景を撮影したフォトブックなどを展示。そしてギャラリーの空間を、国産の木材から制作されたウッドデッキが覆う。

 本展のキュレーションを担当する高木遊は、1994年京都市生まれ。2020年東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科修了。ホワイトキューブにとらわれない場での実践を通して、共感の場としての展覧会のあり方を模索している。現在、HB. NezuおよびThe 5th Floor ディレクター。