EXHIBITIONS

コンセプト・オブ・ハピネス

アニッシュ・カプーアの崩壊概論

2017.10.20 - 11.26

アニッシュ・カプーア AKD 17 041(部分) 2017

アニッシュ・カプーア AKD 17 041 2017

アニッシュ・カプーア AKD 17 030 2017

アニッシュ・カプーア WD101899 2016

アニッシュ・カプーア WD101903 2016

 「文明」と「野蛮」を対立構造で捉えず、多様なテクニックと知性を用いて作品化するアニッシュ・カプーアの世界初公開となる新作を発表する。

 カプーアは1954年インド・ムンバイ生まれ。72年にロンドンに渡り、チェルシー・カレッジ・オブ・アートへ入学、ヨーロッパのモダニスムとインド文化を融合させ、シンプルなフォルムの中に深い精神性を表す作品を生み出してきた。

 「物質・非物質」「明・暗」「地・空」など、一つの作品に二重の意味合いを込めた「両義性の作家」とも評され、芸術界のアカデミー賞といわれるテート・ブリテン主催のターナー賞(1991)を受賞。ロンドン・オリンピック2012の記念モニュメント《オービット》のデザインを手がけたほか、東日本大震災の文化復興支援計画として磯崎新氏と協働し、東北地方を巡回する可動式コンサートホール《アーク・ノヴァ》のデザインも担当した。

 本展では、カプーアの新境地を表象する最新作品を紹介する。