EXHIBITIONS
ザ・トライアングル
宮木亜菜:肉を束ねる
京都市京セラ美術館が新進作家の作品を展示する企画展シリーズ「ザ・トライアングル」。2021年度の第1弾では、「宮木亜菜:肉を束ねる」を開催する。
宮木は1993年大阪府生まれ。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートパフォーマンス専攻での交換留学を経て、2018年に京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科彫刻専攻を修了。現在も京都を拠点に制作を行う。
宮木は、自身のからだを素材として扱い、自ら作品の一部となって展示室に滞在するインスタレーションやパフォーマンスの形式で作品を発表。日々の生活で生じる変化や生への葛藤が制作の原点にあり、肉体と物質との関わりによって生じる相互作用を考察している。
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで展示された《眠りのあきらめ》(2020)では、私的な睡眠という行為を公共空間で考察するパフォーマンス作品を展開し、他者がいる空間で、自らが眠りにつく環境を整える実験ともいうべき取り組みを行った。
本展でも、自身を展示の一部として毎週日曜日にパフォーマンスを実施し、自らの肉体とモノ(鉄、布、粘土)のあいだで行き来する力を、それぞれの作品を通して可視化する。そこで図らずも露わになるのは、強さと弱さ、女性らしさと男性らしさ、醜美など、私たちがからだに対して抱くイメージの固定観念だ。理想的なからだではない、もっと生温かくて傷つきやすい、実感を伴う身体性を追求する宮木の試みを体感してほしい。
宮木は1993年大阪府生まれ。ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートパフォーマンス専攻での交換留学を経て、2018年に京都市立芸術大学大学院修士課程美術研究科彫刻専攻を修了。現在も京都を拠点に制作を行う。
宮木は、自身のからだを素材として扱い、自ら作品の一部となって展示室に滞在するインスタレーションやパフォーマンスの形式で作品を発表。日々の生活で生じる変化や生への葛藤が制作の原点にあり、肉体と物質との関わりによって生じる相互作用を考察している。
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで展示された《眠りのあきらめ》(2020)では、私的な睡眠という行為を公共空間で考察するパフォーマンス作品を展開し、他者がいる空間で、自らが眠りにつく環境を整える実験ともいうべき取り組みを行った。
本展でも、自身を展示の一部として毎週日曜日にパフォーマンスを実施し、自らの肉体とモノ(鉄、布、粘土)のあいだで行き来する力を、それぞれの作品を通して可視化する。そこで図らずも露わになるのは、強さと弱さ、女性らしさと男性らしさ、醜美など、私たちがからだに対して抱くイメージの固定観念だ。理想的なからだではない、もっと生温かくて傷つきやすい、実感を伴う身体性を追求する宮木の試みを体感してほしい。