EXHIBITIONS
田中藍衣「ペイルブルードット」
愛知で活動するアーティスト・田中藍衣の個展「ペイルブルードット」がgallery N 神田社宅で開催される。
田中は1992年愛知県生まれ。2014年に愛知県立芸術大学美術学部日本画専攻を卒業し、16年に同大学博士前期課程油画・版画領域を修了した。近年の個展に、「Life」(awai art center、松本、2020)、「垣根と隣人」(gallery N、名古屋、2019)、「beside furthest point」(gallery N、名古屋、2016)。
本展では最新作を発表。自身にとって東京での初個展に寄せ、次のようにコメントしている。
「1990年、地球から約60億km離れた遠い宇宙からボイジャー1号という無人宇宙探査機が地球を撮影した。太陽系家族写真と呼ばれるそれに写っている地球の姿は、他の星々に紛れてしまうほどにとても小さく、そこに海や山があることまでは当然わからない。
はるか彼方から地球を撮影したその写真を、パソコンの画面越しに地球に暮らす私が見つめる。私が今いる場所からは、青く丸い美しい星としての地球の姿は見えないが、この星のあらゆる存在について、限りなく近いところから目を凝らしてみることができる。
絵はどこから見たら何が見えるのだろうか。 私と、今立っている場所と、それ以外のことを確かめる手立てとして描かれた絵を目の前に考えている(田中藍衣)」。
田中は1992年愛知県生まれ。2014年に愛知県立芸術大学美術学部日本画専攻を卒業し、16年に同大学博士前期課程油画・版画領域を修了した。近年の個展に、「Life」(awai art center、松本、2020)、「垣根と隣人」(gallery N、名古屋、2019)、「beside furthest point」(gallery N、名古屋、2016)。
本展では最新作を発表。自身にとって東京での初個展に寄せ、次のようにコメントしている。
「1990年、地球から約60億km離れた遠い宇宙からボイジャー1号という無人宇宙探査機が地球を撮影した。太陽系家族写真と呼ばれるそれに写っている地球の姿は、他の星々に紛れてしまうほどにとても小さく、そこに海や山があることまでは当然わからない。
はるか彼方から地球を撮影したその写真を、パソコンの画面越しに地球に暮らす私が見つめる。私が今いる場所からは、青く丸い美しい星としての地球の姿は見えないが、この星のあらゆる存在について、限りなく近いところから目を凝らしてみることができる。
絵はどこから見たら何が見えるのだろうか。 私と、今立っている場所と、それ以外のことを確かめる手立てとして描かれた絵を目の前に考えている(田中藍衣)」。