EXHIBITIONS

慈愛の人 良寛

その生涯と書展

2017.09.29 - 11.05

良寛 漢詩 憶在圓通時(部分) 個人蔵

良寛 漢詩 憶在圓通時 個人蔵

自画賛 良寛像 袖裏繍毬直千金 個人蔵

 1758年、越後(新潟県)出雲崎に生まれた良寛(りょうかん)は詩歌と書に優れた托鉢僧であった。

 良寛は越後を訪れた備中(岡山県)玉島円通寺の国仙和尚に従って同寺に入り、10年余りの修行ののち諸国を行脚して帰郷。

 生涯寺を持たず名利にとらわれぬ生活を送り、清貧の中ですべての生けるものへの愛を失わず、子供や友と親しみ、和歌と漢詩を詠んで書に興じた。

 本展では、日本有数のコレクター秘蔵の作品を中心としたおよそ150点を通して、人々に慈愛の心で接した良寛の魅力に迫る。