EXHIBITIONS
無言館展
遺された絵画からのメッセージ
1997年に長野県上田市郊外に開館した無言館は、戦没画学生の絵画を集めた美術館。若くして戦争の犠牲になった画学生の作品で成り立つ無言館は、94年に、館主の窪島誠一郎が画家の野見山暁治とともに遺族のもとを訪ね歩くことから始まった。開館後もその調査と収集は続けられており、現在では130名の約700点が保管・展示されている。
画学生たちが遺した作品には、恋人や妻、故郷など日常的な風景画描かれている。しかし、そこにはすでに絶筆になることを予想して、生きているその時間を噛みしめるように、ひたむきに制作した姿勢が感じられる。
戦後76年を迎える2021年、戦争を語り継ぐ世代がますます少なくなってきた。本展では、画家への志半ばで戦地に赴いた学生たちが、「生きる証」として残した作品約130点を展示する。
画学生たちが遺した作品には、恋人や妻、故郷など日常的な風景画描かれている。しかし、そこにはすでに絶筆になることを予想して、生きているその時間を噛みしめるように、ひたむきに制作した姿勢が感じられる。
戦後76年を迎える2021年、戦争を語り継ぐ世代がますます少なくなってきた。本展では、画家への志半ばで戦地に赴いた学生たちが、「生きる証」として残した作品約130点を展示する。