EXHIBITIONS

招き猫亭コレクション 夏-猫ビヨリ

2021.06.19 - 07.25, 2021.07.29 - 08.29

テオフィル・アレクサンドル・スタンラン 夏─手すりの上の猫 1919

生田宏司 キャットテール 2005

大森暁生 月夜のテーブル-Burmese-(部分) 2014 Photo by KATSURA ENDO

鈴木敦子 光る 2007

 招き猫亭コレクションはアートコレクターの招き猫亭氏が約40年もの年月をかけて蒐集した猫にまつわる美術作品群。これまでに「招き猫亭コレクション 猫まみれ」展として全国の美術館を巡回してきた。

 コレクションの内容は、テオフィル・アレクサンドル・スタンラン、オーブリー・ビアズリー、アンディ・ウォーホルをはじめ、歌川広重や歌川国芳の浮世絵作品、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、岸田劉生、椿貞雄、籔内佐斗司ほか国内外で著名な作家の油彩画、日本画、浮世絵を含む版画、彫刻などで構成され、およそ630点を有する。

 2018年に招き猫亭氏から藤沢市へ「招き猫亭コレクション」が寄贈され、以降、藤沢市アートスペースで所蔵作品を紹介。3回目の所蔵作品展「招き猫亭コレクション 夏-猫ビヨリ」では、「夏休みの旅」「怪談」「涼」など、夏にちなんだテーマで同コレクションを紹介する。

 歌川国芳による《猫飼好五十三疋》の様々な宿場の猫をモチーフにした伊万里焼の豆皿や、少し怪しげなオーブリー・ビアズリーの黒猫、そして奥谷博の、見た目も涼しいヴェネチアングラスの招き猫が出迎える。