EXHIBITIONS
母袋俊也「ta・KK・ei 2021」
画家、美術理論家・母袋俊也(もたい・としや)の個展「ta・KK・ei 2021」がGALLERY TAGA 2で開催されている。
母袋は1954年長野県生まれ。78年に東京造形大学美術学科絵画専攻を卒業後、83〜87年までフランクフルト美術大学に留学。フォーマート(画面の縦横比・サイズ)と精神性の相関をテーマに絵画制作、理論研究を続けている。
2020年、母袋は98年に一度完結させた奇数枚のパネルで構成する「奇数連結」シリーズを再開させた。本展では、旧作と同じく《ta・KK・ei》と題された作品を展示している。
《ta・KK・ei》(2021)は、ぺスト患者用施術院の礼拝堂のために描かれたある磔刑図をもとにしながら、主題よりも構造的な問題をとらえていた98年の作品に対して、昨今の感染症への問題意識から主題に力点を置いていると作家は話す。
本展では、磔刑図や人体の意味について、また絵を描く衝動や役割についても考えながら、《ta・KK・ei》を新たに解釈し直す。
母袋は1954年長野県生まれ。78年に東京造形大学美術学科絵画専攻を卒業後、83〜87年までフランクフルト美術大学に留学。フォーマート(画面の縦横比・サイズ)と精神性の相関をテーマに絵画制作、理論研究を続けている。
2020年、母袋は98年に一度完結させた奇数枚のパネルで構成する「奇数連結」シリーズを再開させた。本展では、旧作と同じく《ta・KK・ei》と題された作品を展示している。
《ta・KK・ei》(2021)は、ぺスト患者用施術院の礼拝堂のために描かれたある磔刑図をもとにしながら、主題よりも構造的な問題をとらえていた98年の作品に対して、昨今の感染症への問題意識から主題に力点を置いていると作家は話す。
本展では、磔刑図や人体の意味について、また絵を描く衝動や役割についても考えながら、《ta・KK・ei》を新たに解釈し直す。



