EXHIBITIONS
YUTA OKUDA SOLO EXHIBITION「With Gratitude」
アーティスト・Yuta Okuda(奥田雄太)の個展「With Gratitude」が渋谷のオルタナティブスペースelephant STUDIOで開催。本展は、アートプロジェクトプロデュース集団の「WATOWA GALLERY」がプロデュースを手がける。
Yuta Okudaは1987年愛知県生まれ。日本とイギリスでファッションデザインを学ぶ。ファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」でデザイナーとして活動したのち、2016年にアーティストに転向。コロナ禍をきっかけに、当たり前だと思っていたことが特別な出来事だったと気づき、「感謝を作品にしたい」と思いから「with gratitude」をテーマに花の作品を描いている。
ここ数年で、計算した線のみで構成された細密画から、「偶然性」に重きを置くようになってきたと言うOkuda。赤や黄、金など鮮やかに彩られた作品に近づくと、花びらが下を向いたり裏返ったりしている。正円に近い形態の花々は正面性が強く感じられ、直線的な茎や背景と組み合わさった、平面構成的な画面が特徴のひとつとなっている。
「花を描いてはいるが特定の花というわけではなく、花に見えなくてもいい」と作家が述べるように、たんに具象としての花を描いているわけではなく、いくつもの記憶のなかの視点のそれぞれを、平面という空間に交錯させている。描き出されたモチーフは、作家が「自己をサルベージ(救出・救助)する」なかでたどり着いた、幼少期の記憶がもととなっていると言い、またコロナ禍をきっかけに生み出されたものでもある。
本展で、作家が一輪一輪の花に感謝を込めた「with gratitude」の世界を楽しんでほしい。
Yuta Okudaは1987年愛知県生まれ。日本とイギリスでファッションデザインを学ぶ。ファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」でデザイナーとして活動したのち、2016年にアーティストに転向。コロナ禍をきっかけに、当たり前だと思っていたことが特別な出来事だったと気づき、「感謝を作品にしたい」と思いから「with gratitude」をテーマに花の作品を描いている。
ここ数年で、計算した線のみで構成された細密画から、「偶然性」に重きを置くようになってきたと言うOkuda。赤や黄、金など鮮やかに彩られた作品に近づくと、花びらが下を向いたり裏返ったりしている。正円に近い形態の花々は正面性が強く感じられ、直線的な茎や背景と組み合わさった、平面構成的な画面が特徴のひとつとなっている。
「花を描いてはいるが特定の花というわけではなく、花に見えなくてもいい」と作家が述べるように、たんに具象としての花を描いているわけではなく、いくつもの記憶のなかの視点のそれぞれを、平面という空間に交錯させている。描き出されたモチーフは、作家が「自己をサルベージ(救出・救助)する」なかでたどり着いた、幼少期の記憶がもととなっていると言い、またコロナ禍をきっかけに生み出されたものでもある。
本展で、作家が一輪一輪の花に感謝を込めた「with gratitude」の世界を楽しんでほしい。





