EXHIBITIONS
本城直季(un)real utopia
本城直季は、⼤判カメラの「アオリ」と呼ばれるレンズ操作を用いて、都市の姿をジオラマのように撮影する独特の表現で知られる写真家。その初となる大規模個展「本城直季(un)real utopia」が高知県立美術館に巡回する。
本城は1978年東京都生まれ。2004年に東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻を修了し、『small planet』(リトルモア、2006)で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞した。作品制作を続ける傍ら、ANA機内誌『翼の王国』で連載するなど、幅広く活動。作品はメトロポリタン美術館やヒューストン美術館にパーマネントコレクションとして収蔵されている。
本城のこれまでの仕事を通覧する本展では、代表作「small planet」シリーズをはじめ、アフリカのサバンナを切り取った初公開シリーズ「kenya」や、住宅街の路地裏で⻑時間露光によって撮影された「LIGHT HOUSE」など約200点の作品を紹介。加えて、高知県を被写体とした、本展のための特別な撮り下ろし作品も披露する。
まるでミニチュアの世界のような感覚を想起させる本城の作品は、この世界の実在と虚構を問いかけると同時に、そこに登場する「まち」 や「ひと」からは、⼈間の営みへの作家の温かく愛おしげなまなざしを感じることもできるだろう。
写真家・本城直季の⽬を通して⾒る私たちの「まち」の不思議を堪能してほしい。
本城は1978年東京都生まれ。2004年に東京工芸大学大学院芸術学研究科メディアアート専攻を修了し、『small planet』(リトルモア、2006)で第32回木村伊兵衛写真賞を受賞した。作品制作を続ける傍ら、ANA機内誌『翼の王国』で連載するなど、幅広く活動。作品はメトロポリタン美術館やヒューストン美術館にパーマネントコレクションとして収蔵されている。
本城のこれまでの仕事を通覧する本展では、代表作「small planet」シリーズをはじめ、アフリカのサバンナを切り取った初公開シリーズ「kenya」や、住宅街の路地裏で⻑時間露光によって撮影された「LIGHT HOUSE」など約200点の作品を紹介。加えて、高知県を被写体とした、本展のための特別な撮り下ろし作品も披露する。
まるでミニチュアの世界のような感覚を想起させる本城の作品は、この世界の実在と虚構を問いかけると同時に、そこに登場する「まち」 や「ひと」からは、⼈間の営みへの作家の温かく愛おしげなまなざしを感じることもできるだろう。
写真家・本城直季の⽬を通して⾒る私たちの「まち」の不思議を堪能してほしい。