EXHIBITIONS
テリー・ダイン・ビーズーリー「もしあなたがいないなら、僕は彫刻を作らないかもしれない。」
2019年にスタートした「HB.Nezu」(東京・根津)が今年5月にリニューアル・オープン。約1年ぶりの展覧会では、カナダ人アーティストのテリー・デイン・ビーズーリーを迎える。
テリー・デイン・ビーズーリーはバンクーバー出身。17年にエミリー・カー芸術デザイン大学でファインアートの学士号を取得したのち、現在は東京拠点に活動。人生の詩的なハプニングの瞬間や、人間とモノとの関係性を写真を通し考察している。
本展「もしあなたがいないなら、僕は彫刻を作らないかもしれない。」は、バンクーバーの自宅にほど近いコインランドリーの看板から着想を得た作品《Open: Renfirst Laundry》が中心となっている。
アートスペースやブティックへの案内を思わせる看板が取り付けられたコインランドリーは、実際は、家族経営の質素な洗濯機が一列に並んだ、店員が奥の部屋で昼寝をするような場所だったが、ビーズーリーは、このランドリーのように「何かを作って世に出す」という真摯な姿勢に興味を惹かれたという。
それから3年後、作家は東京のアパートでこのコインランドリーの看板を、当時の写真を参考にしながら、記憶を頼りに再現。《Open: Renfirst Laundry》は、また展覧会全体は、「世界はあなたが見るために開かれている」ということを表明し、無価値なものこそが、アートの役割なのではないかという問いを投げかける。
「HB.Nezu」は、キュレーターの髙木遊と三宅敦大、アーティストの立石従寛によるキュラトリアルコレクティヴ「HB.」が運営するオルタナティヴスペース。「キュレーション」のあり様をつねに模索するために、キュレーターやアーティストによる滞在制作と展示プログラムを展開している。
テリー・デイン・ビーズーリーはバンクーバー出身。17年にエミリー・カー芸術デザイン大学でファインアートの学士号を取得したのち、現在は東京拠点に活動。人生の詩的なハプニングの瞬間や、人間とモノとの関係性を写真を通し考察している。
本展「もしあなたがいないなら、僕は彫刻を作らないかもしれない。」は、バンクーバーの自宅にほど近いコインランドリーの看板から着想を得た作品《Open: Renfirst Laundry》が中心となっている。
アートスペースやブティックへの案内を思わせる看板が取り付けられたコインランドリーは、実際は、家族経営の質素な洗濯機が一列に並んだ、店員が奥の部屋で昼寝をするような場所だったが、ビーズーリーは、このランドリーのように「何かを作って世に出す」という真摯な姿勢に興味を惹かれたという。
それから3年後、作家は東京のアパートでこのコインランドリーの看板を、当時の写真を参考にしながら、記憶を頼りに再現。《Open: Renfirst Laundry》は、また展覧会全体は、「世界はあなたが見るために開かれている」ということを表明し、無価値なものこそが、アートの役割なのではないかという問いを投げかける。
「HB.Nezu」は、キュレーターの髙木遊と三宅敦大、アーティストの立石従寛によるキュラトリアルコレクティヴ「HB.」が運営するオルタナティヴスペース。「キュレーション」のあり様をつねに模索するために、キュレーターやアーティストによる滞在制作と展示プログラムを展開している。


