EXHIBITIONS

森田 舞 個展「ground2021」

2021.05.16 - 06.06

森田舞 ground2021(標風) 2021

森田舞 scene 2018 Ⅱ 2018

森田舞 標、然れども道を示さず 2019

森田舞 ground 2020

 日本画の技法を用いて制作する森田舞の新作個展「ground2021」が、UNPEL GALLERYで開催される。

 森田は1994年富山県生まれ。2020年多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻日本画研究領域修了。近年の個展に「ground2020」(アートスペース羅針盤、東京、2020)、参加した展覧会に、「ART POINT Selection Ⅰ」(GALLERY ART POINT、東京、2020)、「都美セレクショングループ展『東アジア絵画のなかへトランスする日本画の可能性』(東京都美術館、2020)などがある。

 森田は、目に見ることのできない多くの曖昧な要素のなかにこそ、生の本質とエネルギーがあると考え、揺れ動く意識の境界と輪郭をテーマに制作を進めてきた。その流動的な線上で何が起こっているのか注視することで、点と点をつなぐように、生の本質とエネルギーの様相を描こうと試みている。

 本展では、コロナ禍に直面しながら制作された6枚の作品をシリーズ化した大作「ground 2020」を中心に、大小の作品約 18点を発表する。

 20年12月、東京・日本橋にオープンした「UNPEL GALLERY」では、運営母体である「あいおいニッセイ同和損保」のメセナ活動の一環として21年2〜5月まで、全国の大学・美術大学で日本画を学ぶ学生の展覧会を開催。今回は、日本画を志す若手画家の育成と日本の伝統を継承するというメセナ活動の理念に基づいて、発表の場の提供と今後の作家活動の支援として開催される。