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EXHIBITIONS

ポーラ美術館コレクション展―印象派からエコール・ド・パリ―

2021.04.24 - 06.27

ピエール=オーギュスト・ルノワール レースの帽子の少女 1891 ポーラ美術館蔵

フィンセント・ファン・ゴッホ ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋 1888 ポーラ美術館蔵

クロード・モネ 散歩 1875 ポーラ美術館蔵

アメデオ・モディリアーニ 婦人像(C.D.夫人) 1916頃 ポーラ美術館蔵

ピエール・ボナール 地中海の庭 1917-1918 ポーラ美術館蔵

 ポーラ美術館は2002年、「箱根の自然と美術の共生」のコンセプトのもと、富士箱根伊豆国立公園内に開館。同館のコレクションは多岐にわたり、その総数は約1万点におよぶ。なかでも西洋絵画のコレクションは、19世紀フランス印象派からポスト印象派、そして20世紀絵画に至るまで、西洋の近代美術の展開を体系的にたどることのできる、国内でも屈指の内容となっている。

 本展では、「印象派からエコール・ド・パリ」と題し、ポーラ美術館のコレクションから、珠玉の作品を一堂に展示。クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールら印象派、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホなどポスト印象派、アンリ・マティス、パブロ・ピカソら20世紀を代表する画家たち、そしてモーリス・ユトリロやマルク・シャガールなどエコール・ド・パリに至るまで、フランスで活動した作家による絵画74点と、化粧道具12件を精選し紹介する。

 展示は、美術史的な年代で区分した章立てのほか、全体のなかで「女性像」「パリ」「旅」という3つのテーマで構成。アール・ヌーヴォー、アール・デコの化粧道具のコーナーでは、エミール・ガレやルネ・ラリックによる香水瓶、そして時代を象徴するような繊細で華やかなデザインの化粧道具一式など、普段はポーラ美術館でしか見ることのできない作品が並ぶ。