EXHIBITIONS

「Medium Variable」by KOKI ARTS

2021.04.13 - 05.23

篠田守男 TC8703 世阿弥 III 2018

真島明子 18-24 2018

アマンダ・マルティネス Ardent gesture 2020

 CADAN有楽町で、KOKI ARTS(東京・馬喰町)による企画展「Medium Variable」が開催中。本展は、国内外で活動する世代の異なる立体作家、篠田守男(1931〜)、真島明子(1952〜)、アマンダ・マルティネス(1988〜)の3名を迎え、それぞれの新作と旧作を交えて展示している。

 KOKI ARTS(コウキアーツ)は2012年に開廊。ディレクターの石橋高基がニューヨーク出身のため、アメリカ、とくにニューヨークで活躍している作家を多く取り扱っている。また、国内作家も若手からベテランまで独自の視点で紹介。国内外のアートフェアにも数多く出展している。

 本展に参加するのは、共通してミニマルな抽象作品を通して「目だけでは感じ取れないもの」を表現する作家たち。金属を扱う篠田は「張力・圧力・重力」、木を用いる真島は「空間・存在」、ポリスチレンを素材とするマルティネスは「音楽」を制作のテーマとしている。

 東京では今回初めての発表となるマルティネスは、あいちトリエンナーレ2019に参加したニューヨーク在住の若手作家。本展では、30代、60代、90代と世代を超えた3名の抽象彫刻が同じ空間で展示された時、奇妙な統一感が生まれることだろう。

※本展は5月12日より再開し、会期を5月23日まで延長。詳細・最新情報は公式ウェブサイトへ。