EXHIBITIONS

国立ベルリン・エジプト博物館所蔵

古代エジプト展 天地創造の神話

2021.04.17 - 06.27

パレメチュシグのミイラ・マスク 後50〜後100頃 © Staatliche Museen zu Berlin, Ägyptisches Museum und Papyrussammlung / M. Büsing

タレメチュエンバステトの「死者の書」 前332〜前246頃 © Staatliche Museen zu Berlin, Ägyptisches Museum und Papyrussammlung / A. Paasch

エジプト博物館がある新博物館外観 © Staatliche Museen zu Berlin Photo by David von Becker

東京会場風景(第1章) 撮影=山本倫子

東京会場風景(第2章) 撮影=山本倫子

東京会場風景(第3章) 撮影=山本倫子

 特別展「国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話」が京都市京セラ美術館に巡回する。

 ベルリン国立博物館群は、プロイセン王国歴代のコレクションを礎とした、ヨーロッパ最大級の規模と質の高さを誇る総合博物館。ドイツの首都・ベルリンに流れるシュプレー川に浮かぶ「博物館島」にある5つの博物館を中核としている。

 エジプト博物館はこの5つの博物館のうち、2009年に改修を終えた「新博物館」内にあり、宗教改革によって個性的な芸術が生まれたアマルナ時代の充実した所蔵品と、6万点にものぼるパピルス・コレクションが特徴。また世界でもっとも有名な女性像のひとつ「ネフェルトイティ(ネフェルティティ)の胸像」(本展での出品はなし)を所蔵する博物館としても知られている。

「天地創造の神話」をテーマとする本展は、エジプト博物館のコレクションから約130点の名品を展示し、アニメーションも駆使しながら、知られざる古代エジプトの神話の世界を解き明かす。長さ4メートルを超える『タレメチュエンバステトの「死者の書」』や、装飾が美しい「タイレトカプの人型木棺(外棺)」など100点以上が日本初公開となる。

※京都市京セラ美術館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月25日〜5月31日まで臨時休館。最新情報は公式ウェブサイトへ。