EXHIBITIONS

椿、咲き誇る -椿を描いた名品たち-

堀文子 椿之図 1982 あいおいニッセイ同和損害保険蔵

小倉遊亀 椿 1973-75頃 あいおいニッセイ同和損害保険蔵

奥村土牛 紅椿 1955頃 あいおいニッセイ同和損害保険蔵

鳥海青児 椿 1970頃 あいおいニッセイ同和損害保険蔵

尾形光琳 椿図蒔絵硯箱 18世紀 あいおいニッセイ同和損害保険蔵

尾形乾山 色絵椿文輪花向付 18世紀 あいおいニッセイ同和損害保険蔵

堂本印象 椿花 1963 京都府立堂本印象美術館蔵

 京都府立堂本印象美術館は「椿、咲き誇る -椿を描いた名品たち-」展を開催。「椿」をテーマとした美術品の収集で知られる、あいおいニッセイ同和損保のコレクションから、尾形光琳、尾形乾山の工芸品をはじめ、横山大観、村上華岳などの日本画、さらに岸田劉生や鳥海青児、熊谷守一らの洋画を加えた作品57点を紹介する。

 赤、白、ピンクなど魅力的な花を咲かせる椿は、日本を代表する美しい花木のひとつとして古くから愛でられてきた。また、椿は常緑の葉を持ち、春に先駆けて開花することから、吉祥の花として多くの絵画や工芸品のモチーフに取り上げられている。

 本展の主な出展作家は、堀文子、小倉遊亀、奥村土牛、鳥海青児、山口華楊、徳岡神泉ら。また京都府立堂本印象美術館のコレクションから、堂本印象が「椿」を描いた作品もあわせて展示する。

 一堂に会した豪華な顔ぶれによる、珠玉の椿絵の数々を楽しみたい。

※京都府立堂本印象美術館は、新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡散防止のため、4月25日〜5月31日まで臨時休館。これに伴い、本展を閉幕。最新情報は公式ウェブサイトへ。