EXHIBITIONS

AIR SCG

2021.03.20 - 06.27

メインビジュアル

xorium [Ziː].framed(ズィー フレイムド)

YANKEECONG 京都の絵 2020

大西康明 虚実の距離 2020 Photo by Omote Nobutada 提供=TAKAMATSU ART MUSEUM

布施琳太郎 隔離式濃厚接触室(ウェブページ) 2020 Photo by Naoki Takehisa

松田将英 #newmoon 2020 Photo by Hidemasa Miyake

BnA Alter Museum SCG 「TO SELF BUILD」(2019)の展示風景 Photo by Tomooki Kengaku

 BnA Alter Museumのアーティスト・イン・レジデンス事業(共催:FabCafe Kyoto)に参加した、アーティストたちによる成果展示「AIR SCG」が開催される。

 BnA Alter Museumは、2021年の緊急事態宣言を受けての休業に際して、アーティスト・イン・レジデンス公募を実施し、10組のアーティストを招聘した。本展では、参加アーティストのうち5組が今年2月の滞在制作のなかで制作した作品を、同館の階段型ギャラリー「SCG」で公開する。

 参加作家は、竹川諒、中矢知宏、中村慎吾のデザイナーとエンジニアの3人で構成され、「実空間におけるデジタルとの心地よい共存」を基軸に活動するクリエイティブユニット・xorium(エクソリウム)、日本画をベースに、生活のなかで接する世俗的なイメージから多種多様なモチーフを表現するYANKEECONG(ヤンキーコング)、ポリシートや接着剤といったかたちに留めにくい素材を用いて、体積や垂直をテーマに空洞や余白を視覚化する大西康明、iPhoneの発売以降の都市において可能な「新しい孤独」を模索し、先史美術へのリサーチに基づいた作品制作をはじめ、展覧会企画や執筆も手がける布施琳太郎、インターネット社会における匿名性や集合知、アーティストの脱人物化を主題としたレクチャー・パフォーマンス、インスタレーションを、欧州を中心に多数発表してきた松田将英の5組。

 なお5組によるSCGでの展示に加え、BnA Alter Museumの共用部や京都市内でのゲリラ展示も発表され、総勢10組が参加。詳細はBnA Alter Museumのウェブサイトをチェックしてほしい。