EXHIBITIONS

新藤杏子「Memorandum」

YUKI-SIS
2021.03.06 - 03.20

新藤杏子「Memorandum」より

新藤杏子「Memorandum」より

新藤杏子「Memorandum」より

展示風景より

展示風景より

 新藤杏子は1982年東京都生まれ。2007年多摩美術大学大学院美術研究領域を卒業。現代の風俗画ともいえる世界観を、「光と闇」「生と死」「善と悪」などをテーマに想像と現実の狭間で、「いきもの」の根源的な姿を描き続けてきた。

 YUKI-SISでの6回目となる個展のテーマは「Memorandum(覚え書き)」。ダイナミックな筆遣いとユニークな着眼点で、水彩や油彩など数多くの作品を発表してきた新藤が、この一年間の毎日の写真やメモ、経験から作品のイメージを構築した新作を発表する。

「目に映る日常やいきものの営みをテーマに描き続けてきた新藤杏子にとって、日々のまさに『覚書』を絵に残す、感情を紡ぐという行為は、コロナ禍にある作家だからこそ残せる、価値のあるものであると思います。私たちのすき間だらけの記憶や感情は、彼女の絵をきっかけに、その瞬間、時空間に手繰り寄せられる気がします。まるで嗅覚や聴覚により、タイムスリップしてしまう感覚のように(YUKI-SISディレクター、寺嶋由起)」。