Basketclub＠Karimoku

　世界各地のデザイナーが参加する「Basketclub」の初となる展覧会がKarimoku Commons Tokyoで開催中。本展キュレーターは、プロダクトデザイナーの熊野亘。

　Basketclubは、2020年に世界中を襲ったコロナ禍において、デザイナーたちの創作活動の場を創造するために、カナダ出身のジェイミー・ウルフォードとオランダ出身のアドリニアヌス・クンデルトがスタートさせた。

　世界中から参加したデザイナーたちが、毎月「emoji」で発表されるテーマに基づき、それぞれの作品をInstagramへ投稿。すべて手作業でつくられたバスケットを通し、デザイナー同士のクリエイティビティを刺激し合う新しいコミュニケーションの場ともなっている。

　本展ではBasketclubのこれまでのデザイナーたちの作品に加え、「日本のemoji」をテーマに、13組のデザイナーによる日本の伝統的な竹かごにインスパイアされた新しい作品を紹介している。

　これらの作品とともに、武蔵野美術大学の協力を得て、日本の伝統技術の結晶である貴重な竹道具も同時展示。日本の伝統的な竹かごの変遷をたどりつつ、現代のデザイナーたちが考えるバスケットを見比べ、新しい生活用具の可能性を思索する。