EXHIBITIONS

Ryosuke Toyama Exhibition

ジェイエムウエストン 青山店
2021.02.26 - 03.21

左から、オリヴィエ・サイヤール「ハント #677」、鈴木正文「レースアップブーツ #680」、Michou(ミシュー)「ローファー #182」

展示風景より Michou(ミシュー)「ローファー #182」

展示風景より 手前から、Michou(ミシュー)「ローファー #182」、オリヴィエ・サイヤール「ハント #677」

展示風景より 左から、オリヴィエ・サイヤール「ハント #677」、鈴木正文「レースアップブーツ #680」

展示風景より、カメラオブスキュラ(写真の原理による投影像を映し出す装置)。本展では、かつて画家たちが素描のために用いたという、風景をリアルタイムで映像化するカメラオブスキュラを設置し、ジェイエムウエストン 青山店の店内から見える、待ちゆく人々の行き交う景色を映し出す。

カメラオブスキュラ 内部

ジェイエムウエストン 青山店 外観

ジェイエムウエストン 青山店 外観

 写真家・映像作家、外山亮介の個展がジェイエムウエストン青山店で開催中。3月21日まで。

 外山は1980年生まれ。東京手描友禅染の家で育つ。中央大学卒業後、映像制作会社太陽企画を経て、代官山スタジオに勤務。退社後、フリーのアシスタントとしてNGO活動などに参加。同時に写真活動を開始し、2008年に同世代の工芸を継ぐ、全国各地の職人のポートレイトを撮影する。

 以降、自身のルーツでもある「ものづくり」への興味が強まり、その一からモノをつくり出す姿勢を写真にも活かすべく、写真黎明期の技術や自作の撮影機などを用いて作品を制作。現在は東京から京都の山間部に拠点を移し、自然と共生していた時代の日本の暮らしを体験しながら、自らの価値観の変化を研究している。

 本展では、ジェイエムウエストンと所縁のある3名、ジェイエムウエストンのアーティスティック・イメージ&カルチャーディレクターであるオリヴィエ・サイヤール、『GQ JAPAN』編集長の鈴木正文、そしてパリのエンターテインメント界で活躍した Michou(ミシュー)のシューズを撮影した、アンブロタイプ作品などを展示。写真作品とともに、持ち主によって履き込まれた経年変化が美しい実物のシューズも並ぶ。

「ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)」は、1891年の創業以来、タイムレスで優美なデザインで世界中から愛され続けるフランスのシューズブランド。2018年にジェイエムウエストン 青山店は、アーティスティック・イメージ&カルチャー・ディレクターとして就任したオリヴィエ・サイヤールによりリニューアルされ、美術館や博物館をコンセプトにしたブランドの世界観が表現されている。