運慶

　平安時代から鎌倉時代にかけて奈良・京都を拠点に、仏師の工房を率いて多くの仏像を残した運慶の名品が集まる過去最大規模の展覧会が開かれる。

　本展では、普段はあまり見ることのできない後ろ姿を含め、多くの作品を全方位から鑑賞できるような展示を行うほか、X線CT調査などの最先端技術によって明らかにされた新知見を紹介。

　さらに運慶の父である康慶、実子の湛慶、康弁ら親子3代の作品をそろえ、運慶の作風の樹立から次代への継承までをたどる。