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EXHIBITIONS

コムロタカヒロ「WHITE HOLE」

2021.03.09 - 04.09

コムロタカヒロ Eternal youth girl

 国内外から注目を集める彫刻家・コムロタカヒロの初となる大規模個展「WHITE HOLE」がTHE ANZAI GALLERYで開催される。

 コムロは1985年東京都生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了。80〜90年代のアメリカのSFやディストピアムービー、アートトイ、フィギアなどから影響を受け、日本の現代カルチャーを取り入れた彫刻作品を展開している。これまでの主な個展に、「Vortex」(銀座 蔦屋書店、東京、2019)、グループ展に「Juxtapoz Clubhouse」(Superchief Gallery 、マイアミ、2018)、「Masks」(Diesel Art Gallery、東京、2016)、「Dichotomy-Doublethink」(Toy Art Gallery、ロサンゼルス、2015)などがある。

 今回の個展のタイトルである「WHITE HOLE」とは、コムロが言う「物質を放出する概念上の天体であり、ブラックホールに吸い込まれた物が放出される場所」のこと。自身初の版画やブロンズ作品をはじめ、新作の木彫や人気のソフビ作品も発表する。

 コムロは本展について、「あらゆる情報を吸収、蓄積し再構成して放出する自分の作家活動と重なり合うと思います。ミステリアスでSFファンタジーのイメージも含まれ、印象に残る個展になるだろう」と語っている。

 なお個展の終了後には、THE ANZAI GALLERYにコムロの常設スペースをオープン。個展後もコムロの魅力にふれることのできる場として、新作を定期的に順次公開していく予定だ。