EXHIBITIONS

藤沢市所蔵 招き猫亭コレクション

猫まみれ展MAX

2021.02.27 - 04.04

高橋弘明 ジャパニーズ・ボブテイル 1924 藤沢市蔵

歌川国芳 猫の百面相 1840年代 藤沢市蔵

 藤沢市所蔵の招き猫亭コレクションによる特別展「猫まみれ展MAX」が北海道立近代美術館で開催される。

 私たちにとって身近な動物であり、その愛くるしい仕草で人々を魅了する猫。日本では弥生時代から人間と猫が共存していたことが最近の研究で明らかになり、パートナーとして親しみ愛されてきた猫の姿は、古今東西の美術作品に登場してきた。

 本展では、猫と猫の作品を愛する謎のコレクター・招き猫亭が約40年にわたって収集してきた油彩画、日本画、版画、浮世絵、彫刻、陶磁器などが勢ぞろい。江戸時代の浮世絵師・歌川国芳から、19世紀末パリの画家・スタンラン、日本近代絵画史に名を残す竹久夢二、レオナール・フジタ(藤田嗣治)、岸田劉生から、現在活躍する横尾忠則、籔内佐斗司、山本容子まで、個性豊かな作家たちの猫愛あふれる作品を紹介する。
 
 本展は、2018年にコレクションの寄贈を受けた藤沢市の協力により開催。展示作品数約350点は、これまでの「猫まみれ展」のなかでも最大規模となる。

 また会場では、猫ファン必見の「猫まみれ」雑貨コーナーも登場。猫をモチーフにした文房具や雑貨、ハンドメイド作品を多数用意し、会場限定アイテムも販売する。