EXHIBITIONS

It’ll be a frosty Friday それは冷ややかな金曜日になります

3F/3階
2021.03.04 - 03.21

メインビジュアル

伊勢周平 犬の子(いんのこ) 2019 撮影=中川周

小川真生樹 What will be, will be 2019

藤林悠 atmosphere 2020

 伊勢周平、小川真生樹、藤林悠の3名によるグループ展「It’ll be a frosty Friday それは冷ややかな金曜日になります」が開催される。

 伊勢は1986年山形県出身。2017年に東京藝術大学美術研究科博士後期課程美術専攻油画研究領域を修了。絵画の自在性を軸に、画家と観者のイメージ往還とその拡張を探求する。近年の個展に「ただの絵」(Takuro Someya Contemporary Art、東京、2020)など。

 小川は1987年愛知県出身。2014年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻壁画研究領域修士課程を修了。等間隔で作動する集塵機、自動で回転するオフィスチェア、トイレットペーパー、といった既製品を用いたインスタレーションなどを制作。鑑賞とは何かを考えさせるような、一見ではとらえがたい作品を展開する。近年の個展に「Plan 14」(あをば荘、東京、2018)。

 藤林は秋田県出身。2008年に東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻壁画研究領域修士課程を修了。iPhoneなどで撮影した写真、映像や絵画といったメディアを用い、作家本人の生活圏内でとらえた景色を題材にした作品を制作する。近年参加したグループ展に、「PERSISTENCE 新井五差路百頭たけし藤林悠」(山下ビル、愛知ほか、2018〜19)などがある。

「それはありそうもないか不可能なことです。(なにかが起こることはありません。)それはいつも私のポケットの中で『何が悪いのか』をむさぼり食っています。そして裸足で夜明けを追いかけるのが苦手なので、スリッパを履きましょう。時折、宵闇に荒ぶ悪戯な気圧風がめくらの脚に嘯くのです。『地獄で』『7月に』またはその他の暑い場所や時間に続いて、さらに彼らは強調することがあります。日の出を崇拝したいのなら、金曜日はしるしであり、あなたはそのしるしを目指すべきです。騙されるのは知恵。栄養によい嘘は胃酸で溶かして飲み下しましょう。それが我々の質なので、袖が溶けても気にしてはいけません。それがショウビジネスというものです。どうせ昨日のことなど誰も覚えてはいません。朝食に召したホットケーキと目玉焼き。ベーコン。あなたはよく考えなければいけません。それほどの疑惑がこの世にあるのなら、金曜日には霜が降るでしょう。雪だるまが火を吹いたことを誰も笑いはしません。なぜなら今朝パンケーキを焦がしたのはあなたです。同様の人々。仲良くしよう。そんなとき、矛盾を存分に味わうべきです。今日も既知に嘔吐したい。それから私たちが望むだけ恐れて生きましょう。そして、厄介な薬剤師への愛!

 私があなたに私の土地のリースに署名するとき、それはひややかな金曜日になるでしょう。両者が合意する前の7月の金曜日は凍りつくのです。不変の事実は常に変動しています。金曜日には(金曜日までの距離は)、あなたが信じていることがあなたが間違っている唯一のことであるとあなたに告げるでしょう。以上、公共広告でした」(本展ステイトメント)。