EXHIBITIONS
「dual」内海聖史展
色の円の集合体からなる精緻な絵画を手がけてきたアーティスト、内海聖史の個展「dual」が開催される。
内海は1977年茨城県生まれ。2002年多摩美術大学大学院美術研究科修了。作品と空間、鑑賞者との関係性をつねに意識しながら制作を行う。美術展のほか、パレスホテル東京やアンダーズ東京などに作品が展示され、パブリック・アートでも高い評価を得ている。近年の個展に「squid」(アートフロントギャラリー、東京、2020)がある。
本展で展示される《dual》(2021-01、高さ230×横幅1440×奥行き4.5センチメートル、33.12平米)は、前回の個展で発表した《squid》(2020-25、高さ460×横幅720×奥行き4.5センチメートル、33.12平米)と同じ面積で制作される。「絵画」を構成する様々な要素の一部を「2重(dual)」にして別々に完成させることで、ひとつの絵画を制作する過程で失ったて要素を拾い、新たな作品の萌芽を働きかけるという。
例えば、制作や展示の兼ね合いから《dual》(2021-01)は「18分割」で制作されているが、そこから18点の同一サイズの作品を構想する。また、作品の一部を恣意的にほかの作品の裏に展示し見えなくする。そこから、作品の存在の層、面積の層、比率の層、そして展示空間の層など、作品の焦点を隣へ隣へとずらしていくことで、自分の制作の新たな立ち位置を探す試みともなる。
内海は1977年茨城県生まれ。2002年多摩美術大学大学院美術研究科修了。作品と空間、鑑賞者との関係性をつねに意識しながら制作を行う。美術展のほか、パレスホテル東京やアンダーズ東京などに作品が展示され、パブリック・アートでも高い評価を得ている。近年の個展に「squid」(アートフロントギャラリー、東京、2020)がある。
本展で展示される《dual》(2021-01、高さ230×横幅1440×奥行き4.5センチメートル、33.12平米)は、前回の個展で発表した《squid》(2020-25、高さ460×横幅720×奥行き4.5センチメートル、33.12平米)と同じ面積で制作される。「絵画」を構成する様々な要素の一部を「2重(dual)」にして別々に完成させることで、ひとつの絵画を制作する過程で失ったて要素を拾い、新たな作品の萌芽を働きかけるという。
例えば、制作や展示の兼ね合いから《dual》(2021-01)は「18分割」で制作されているが、そこから18点の同一サイズの作品を構想する。また、作品の一部を恣意的にほかの作品の裏に展示し見えなくする。そこから、作品の存在の層、面積の層、比率の層、そして展示空間の層など、作品の焦点を隣へ隣へとずらしていくことで、自分の制作の新たな立ち位置を探す試みともなる。

