EXHIBITIONS

館蔵

中国の陶芸展

2021.02.20 - 03.28

緑釉牡丹文鳳首瓶 乾瓦窯 遼時代・11世紀 五島美術館蔵

五彩角瓢瓶 景徳鎮窯 明時代・16世紀 五島美術館蔵

 五島美術館は、館蔵による展覧会「中国の陶芸展」を開催。本展では、漢時代から明・清時代にわたる館蔵の中国陶磁器コレクション約60点を展観。戦国時代の計量道具から、唐三彩の壺、宋時代の砧青磁、明時代の青花・五彩まで、時代順に展示し、2000年にわたる中国のやきものの歴史を展望する。

 主な出展作品は、中国の文化を取り入れながら、独自の発展を見せた遊牧民の契丹族(きったんぞく)の国でつくられた《緑釉牡丹文鳳首瓶 乾瓦窯(りょくゆうぼたんもんほうしゅへい かんがよう)》や、鶴や牡丹のような花を金彩で施した明時代(16世紀)の《五彩角瓢瓶 金襴手 景徳鎮窯(ごさいかくひょうへい きんらんで けいとくちんよう)》、青磁の生産地として伝統ある窯場・龍泉窯のなかでも、最高級の青磁を焼いた大窯(たいよう)の製品と推定される重要文化財《青磁鳳凰耳瓶 砧青磁(せいじほうおうみみへい きぬたせいじ)》など。

 また本展に合わせて、館蔵の日本刀12振も同時公開する。