EXHIBITIONS

石川卓磨、槙原泰介、ミヤギフトシ

犬死にか否か|To Die in Vain(or Not)

2017.09.16 - 10.15

石川卓磨 The Great Collection of Tennis Strokes 2017 Courtesy of TALION GALLERY

石川卓磨 The Great Collection of Tennis Strokes 2017 Courtesy of TALION GALLERY

槙原泰介 Fig.15(NatureStudy) 2017 Courtesy of the Artist and TALION GALLERY

ミヤギフトシ By The Main Gate 2014 Courtesy of the Artist and TALION GALLERY

 石川卓磨、槙原泰介、ミヤギフトシによる3人展が開催される。

 石川卓磨は、写真や映像において現れる事実と虚構、記録と表現の狭間にある、メディアそのものが孕む批評性を捉えながら作品を制作。連続写真を一コマのフレームとして繋いだ映像作、映画のワンシーンや絵画の構図を想起させる写真作品などを発表してきた。

 他方、槙原泰介は、ありふれた既製品にわずかな手を加えることで、そのものが本来持っているはずの意味や機能を転換させ、自然さと不自然さを同時に兼ね備えた展示空間をつくり上げている。

 沖縄に生まれ、留学先のニューヨークで制作活動を始めたミヤギフトシは、自らが感じた場所や風景の記憶をもとに、映像、立体、テキストなどの多様な媒体を用いてインスタレーションを展開。今年4月には、初の小説『アメリカの風景』を発表している。

 本展では、生と死の一回性、絶対的な価値と相対的な価値の反転をテーマに、作家それぞれの作品を紹介する。